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Escondido Place, San Miguel Allende, Mexico : heavenly-spring.com

Los Azufres Spa Natural, Mexico

Los Azufres Spa Natural, Mexico
メキシコの首都、シダデメヒコ(メキシコシティ)の西隣に位置するミチョアカン州は、遠くカナダから5000km近くの距離を毎年渡ってくる越境蝶がシンボルの自然豊かな州です。メキシコおきまりの砂漠とサボテンのイメージからは全く違った、緑豊かな森林や湖などが見られる地域があり、また独特な民芸品でも知られる州でもあります。
緑の森地帯には、素敵な温泉地もいくつかあり、シティからの気軽な週末レジャースポットとして人気がありました。その中でも、肌にいいと言われる温泉泥と温泉サウナが楽しめる、アスフレス(硫黄という意味)温泉郷の中の人気日帰り温泉を紹介したいと思います。

★★★
★★★☆
★★☆
★★
★★★☆

Los Azufres Municipio de Cd.Hidalgo, Michoacan
443-308-0904
URL :  http://www.spalosazufres.mx/galeria.php
入浴料金 :  50pesos
アクセス: シティーから車で西に3時間ほど。シティーからトルーカ方面へ向かって、グアダラハラに向かう国道をアカンバロ方面出口の次の出口でおりて、Cd.Hidalgo方面(南)へ向かうと曲がり道前には看板があるので分かり易いです。
1. 2.
1: メキシコ中央高地の平原をひたすら走ります。道は悪くないです。
2: この地域は地熱地帯なので、あちこちに煙がもうもう。これは地熱発電所だそう。
森の中にあちこち湯けむりが立っているような温泉地帯には、いくつかのキャンプ場や日帰り施設がありました。
その中で一番有名な泥の温泉がロスアスフレスです。看板や広告の写真は、きれいなお姉さんが泥パックをしている所で、とてもスパ的なイメージだったのですが、実際行ってみたら、ローカル色たっぷりな温泉公園的な施設でした。行った当時は、大きな池のような、水たまりのような露天プールが2つ、サウナ小屋が一つだけでしたが、その後ログハウス(カバーニャ)も出来て、宿泊が出来るようになったようです。

3. 4.
3: 森の中の温泉プール、というか池?のようなざっくりした造りです。
4: これが売りの「泥風呂」、スペイン語で「バーニョ(風呂)デ・ロド(泥)」、ドロ=ロドってオヤジギャクのようです。
森をちょっと切り開いて、お湯が湧いているところに穴ほって~ってな手作り感たっぷりなこの公園。スパ的な要素は全くなく、ファミリーや観光バスでまとめてやってきたおばちゃんたちで賑わっていました。
泥風呂は入って温まるための場所ではなく、みんな底にたまっている泥をぬって、風呂に入らずその周りで日光浴、10~15分ほどおいて乾かしてから、最後に泥を洗い流すために入ります。泥にはいろいろなミネラル成分が含まれていて美肌効果があり、同時に体の中の悪い物を吸い取ってくれる、と書いてありました。

5. 6.
5: 泥ではない方の普通の硫黄温泉プール、自然の池風です。
6: 泥は全身こんな感じに塗ります。ナイス笑顔の親子。
泥風呂でないほうの露天風呂は無色透明のぬるいプールといった感じですが、湯の湧き出るポイントは十分に温かくいいお湯でした。硫黄泉ということでしたが、あちこちに漂う蒸気に鼻が慣れてしまったのか、それほど硫黄臭は感じませんでした。
また、温泉泥ともう一つの売りである温泉サウナですが、残念ながらちょうど行った時はあったまっていませんでした。自然の蒸気で温める小屋だからその時によってね・・・と言われましたが、どうもそんなに稼働していない様子。うーん残念。

7. 8.
7: 前の道路脇でツアーバスを待つおばちゃんたち。温泉ツアーはメキシコでも人気です。
8: この周辺に来たら、渡り蝶(カナダまで渡る)であるモナルカ蝶を是非見てほしい!何百万という蝶が森を埋め尽くす様は荘厳でもあります。

9: 温泉サウナ小屋、単純に地面から蒸気が上がってくる仕組みでした。
10: 広告や看板は泥お姉さん、スパ的な写真と庶民的施設とのギャップがなんとも。
11: 近くの湖ラグナベルデも人気のキャンピングスポット、ずらーっと車が並びます。。
9. 10. 11.

「泥温泉パックと温泉サウナ」という魅惑的な響きに引き寄せられてふらふらっと立ち寄り湯をしたわけですが、ここはほぼ野天に近い自然のプールで、着替えブースはあれど洗い場などはなく、観光途中に寄って一汗流したい、という時には向いていない施設だなと思いました。コテージに泊まってのんびるするにも、露天以外に楽しめるもの(例えば森の遊歩道だったり、散歩できる庭や素敵なレストランだったり)がないのが残念な所。ここら辺で泊まるならエレンディラの方がゆったりできるかな、というのが正直な感想です。
ただ、周辺の硫黄地帯の中で、一番その恵みを体感できるのがここだというのも事実なので、近くを通った時には、お風呂というより一つのアトラクション、自然体験として楽しんでみたらよいのではと思いました。 <2009.8>