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万葉倶楽部 横浜みなとみらい : heavenly-spring.com

万葉倶楽部 横浜みなとみらい

万葉倶楽部 横浜みなとみらい
ついに万葉の湯が横浜にやってきました!2005年6月オープンに先駆けてプレオープンに行ってきたので、早速ご報告します。
万葉倶楽部MM21は、コスモクロックの後ろ、インターコンチと赤レンガ倉庫の間という絶景な立地条件にあり、駅から出たら、コスモクロックを探して、その向かって左下にある四角い建物が万葉倶楽部です。すぐ後ろは海、しかも周辺には大ショッピングパークや遊園地、美術館など観光ポイントが多く、横浜観光の中のひとつの癒しスポットとして期待できます。
ただ、建物は横浜市から10年計画で借りた土地ということで、早く稼いで回収したいという意図が見え見えの簡素な外観。オフィスビルのようなそっけなさです。

★★☆

★★★
★★☆
横浜市中区新港2-7-1
045-663-4126
URL :  http://www.manyo.co.jp/mm21/
入浴料金 :  2620円
アクセス: みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩5分、JR桜木町駅から15分、コスモクロックの後ろにあります。また、横浜駅西口から1時間に1本無料送迎バスが出ています。駐車場完備です。
エントランスはなんともさっぱり、そっけない感じです。
横にペットショップがあって、ペットと来ても安心、お預けサービスがあります。自分がお風呂でまったりしている間にペットもシャンプー&トリミングをしておく、という使い方ができます。

エントランスを入ると、そこはエレベーターホールでいきなり7Fへ移動します。建物外観は普通のビルですが、中に入ったとたんべたべたな和テイスト。
プラスチックの竹がちょっと悲しいですが、水が流れていたり、和風居酒屋っぽい感じである意味落ち着けるような気がしました。
フロント以降も、他の万葉の湯店舗と同様、べたべたな和風テイスト。しかも内装が安そうで、床暖房がない+冷房が効いていて、びっくりするほど寒かったです。
館内着は浴衣と作務衣があって、浴衣7種類から選べるようになっています。浴衣は大江戸温泉などに比べれば比較的地味な柄で、どれも微妙でしたが、万葉の女子社員さんの投票で決まったそうです。

フロント横にすぐ脱衣場があり、ずらーっと並ぶロッカー(しかも上下2段型)、そして広いお風呂に入ってびっくり、ずらーっと並ぶ洗い場がすごい数です。
洗い場奥には海に向かった浴槽が!
眺めはよいですが、他の万葉店舗と同様、やっぱり塩素臭かったです。残念。

内湯は普通の浴槽と寝湯、水風呂とサウナが3つ(フィンランド、スチーム、塩)があります。洗い場の数に比べて小さい浴槽は、混雑時恐ろしいことになるようです。その後行った友人曰く、床一面に岸にうち上げられたトドたちがごろごろしていたと・・・。
ちょっと珍しかったのが、アカスリコーナーにあるハーブテント。韓国風ヨモギ蒸しや欧風スチームハーブテントなどのトリートメントが受けられます。なぜかモニターがあったのが不思議だったのですが、TVでも見ながらスチームされるのでしょうか。

露天風呂は広々庭園風。長い岩風呂とヒノキ風呂2つ、寝湯ジャグジーがあって、海に面しているのでなかなか開放感がありますが、逆に向こうからも見えるよなーと思ったり。また、海の向こうは工業地帯なので、昼の眺めより夜がきれいだと思います。
また、プレオープンで男性浴場も見ることが出来たのですが、露天は女性用よりぜんぜん狭かったです。浴室内の色などが違ったり、シャンプー類は女性のほうが高級物を使っていたり、結構色々な差があったので普段見れないだけに面白かったです。


お風呂から上がったら、リラックスゾーンで休むもよし、レストランでご飯するもよし、マッサージ類も8種ほどあって選び放題。タイ古式やらバリニーズやら、ヘッドスパもあって、嬉しかったです。
ただ、予約が各エリアに行かないとできないのは微妙でした。テナントが入っているのは分かりますが、それぞれがばらばらな感じがもったいないと思いました。

← やっぱりこの施設のうりは露天足湯。眺めが最高!特に夜はデートにぴったりじゃないかと思います。
他面白いポイントとしては、ゲームコーナーがあったり、無料インターネットコーナーや、宿泊もできるということ。ビジネス客も見込んでいるのか(あまり居ないと思うけど)、パソコンブースがずらーっと並んでいたり、ちょっとした会議ができるブースがあったり。また、キャビンは入館料に+2000円で泊まれるので、椅子で寝るのはいやだけど安く泊まりたいという人にはいいと思いました。(カプセルホテル風だけど、入ると意外に広々していて落ち着きました)

屋上デッキ、夏の夜ここでビール飲んだら最高でしょう!

混雑する宴会場
眺めのよい和食処もありました。

以上、まあどうやっても儲かりそうな立地条件、週末やレジャーシーズンは混みそうです!
温泉はここに沸いているわけではなく、湯河原と熱海からの運び湯を使っています。一応泉質は、弱アルカリ性ナトリウム・カルシウム塩化物(硫酸塩)泉ですが、ほんのちょっと入れただけで加水しているのでほとんど温泉成分は入っていません。そして湯の質は塩素たっぷりで肌に悪そうですが、友人や家族で来るには遊び要素がたっぷりあって、なかなか楽しみめる施設だとは思います。また、横浜周辺は駐車場や安いホテルが少ないからそういった意味で便利かもしれません。
色々良い点がありつつも、やっぱり個人的にあまり好きになれないのは、もっと温泉(お風呂)がちゃんとした内容だったら、ということと、内装やサービスが全般的に年配男性の好みそうな内容な点。もう少し、女性向けのサービスや雰囲気があればいいのですが。ただ、建物や内装など、変なこだわりを捨てて、投資を低く抑えて一気に稼ぐ、という割り切った施設とサービスは、ひとつの事業モデルとして明確だなとは思いました。
以上、友人に誘われたら行くけど、もう一回自分から行くかというと微妙。ただ、MM21の観光ルートのひとつとして、デートか仲間と行くにはお勧めできる施設だと思いました。  <2005.6>