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江の島温泉 エノスパ : heavenly-spring.com

江の島温泉 エノスパ

江の島温泉 エノスパ
2004年12月15日にオープンした、神奈川県民待望の高級日帰り温泉施設、エノスパに行ってきました。
湘南江ノ島の島にあるという立地は、普通にお風呂に入りに行こうと思うと不便なのですが(車だと駐車場がなくて困る、電車だとお風呂上りに潮風にかなりさらされてしまう)、お出かけ娯楽的な目的や、湘南の海で遊んだついでで来る人にとって見れば、なかなか良い立地です。海に浮かぶ江ノ島とまっすぐ続く大橋、その中央に建つエノスパという写真の構図はピクチャレスクで、まさに観光地的温泉と言えます。
さて、江ノ島へ渡る江ノ島弁天橋に上ると、向こう側島の中央に、エノスパの洋風建物が見えてきました。

★★★☆
★★★
★★★★
★★★★★
★★☆
藤沢市江の島2-1-6
0466-29-0688
URL :  http://www.enospa.jp/index.html
入浴料金 :  2150円~
アクセス: 行き方は、小田急の片瀬江ノ島駅から徒歩10分、もしくは江ノ電江ノ島駅もしくは湘南モノレールの湘南江ノ島駅からも徒歩15分ほどです。車は、駐車場がなく、渋滞するのが難点。
弁天橋を渡りきると、すぐ右手に、微妙に和風な石造りの別館が現れ、その後ろに、パステル調ラピュタ城といった感じのエノスパ本館が現れます。
入口はよくあるオフィスビルの入口っぽく、大掛かりな施設の割りにエントランスのスペースが小さくて盛り上がり感に欠ける感じがしました。せっかく大橋を渡ってきて気分が盛り上がってきた所なのにもったいない!第一印象(エントランス)って大切だと思うのですが。
アールヌーボー調の曲線と間接照明が柔かい、女性を意識したようなフロントはちょっと優雅。お姉さんも丁寧に館内の説明をしてくれました。
更衣室もとてロマンチック。パウダールームはかわいい陶器の流し台、前には金の額縁に入った大きな鏡が。本当に女性向な内装ですが、男性ロッカーも同じようになっているのでしょうか?
また、ロッカーの場所を自由に選べるのはいいのですが、混んでいたら空いているロッカーを探すのが面倒だと思いました。(利用されているかいないかの判別がしにくくて、自分のロッカー番号を覚えないといけない。やはり忘れる人が多いのか、忘れた人用の番号判別器がおいてありました。)
更衣室から奥に進むと、大浴場があります。
内風呂は、海に向かった窓が半面に開けており、浴槽が4つ、高温フィンランドサウナが1つ、窓と対面の壁際に洗い場が並んでいました。
浴室の窓はかなり曇ってしまっていて、せっかくの景色が見えなかったのが残念。また天井がもう少し高かったらいい雰囲気だったのに、と思いました。
洗い場ブースの仕切りが赤い御影石だったり、椅子や洗面器なども色を統一してあったり、シャンプー類はカネボウのサロン系のものが入っていたり、高級感にこだわっているようですが、他のエリアに比べると、洋風と和風の混在感が微妙な中途半端な雰囲気でした。

浴槽は、高温42℃の源泉浴槽と、40℃ほどの普通の大きな浴槽、38℃くらいの炭酸浴槽、水風呂があって、源泉は緑っぽい黄褐色に濁ったしょっぱいお湯(写真右の手前の浴槽)で、炭酸浴槽は人工の炭酸泉で、泡つきぽかぽかで気持ち良かったです。
成分表はこちらから

いったん更衣室に戻って水着に着替え、脱衣場の片隅のドアから階段を下りてプールへ向かいます。
廊下を抜けると、広いプールエリアへ。リゾートプール調の円形プールとその周りにデッキチェア、カフェカウンターがありドリンクをオーダーできようになっていました。横に温泉ジャグジーなどもあり、屋外プールへ続いています。屋外は海を眺められるプールや源泉プールがありました。この一続きのエリアは、どこかのリゾートホテルに来たような感じでとっても贅沢な雰囲気でした。
写真下右: 屋外プール、手前の緑色の浴槽が源泉風呂。
とってもきれいな緑色のお湯で、色をつけているのかと思いました。内湯の源泉風呂は茶色い湯なので、加熱の仕方で色が変わるのでしょうか。


プールフロアからエレベーターもしくは、屋外エリアの階段を下りると、洞窟エリアがあります。
海に面して開けた洞窟エリアには、プールが3つ(うち1つ水風呂)、サウナが1つあり、ここにもカウンターがあって飲物類を注文できるようになっていました。
外と地下のプールはどこも、海面に連続性を持たせるような淵無しの造りになっていて、とにかく海を眺めてのんびりできる素敵なエリアでした。
また、サウナはアロマが焚いてあって、とても香がよく、温度も60℃と低めでゆっくり入れるので、お気に入りの場所となりました。


サウナ横の水風呂には時間ごとに水面に画像を映していました。
時間になると、泡で水を白濁させて、その表面に天井のプロジェクターから映像を映すという珍しい物。
せっかく凝ったことをするなら面白い映像にすればいいのに、たんなるイメージ映像だったのが残念です。
レストランは4階、広く海に面した窓が気持ちよいイタリアンです。
地ビールを3種類そろえていて、地元の名産シラスを使ったパスタなどがあり、サラダバーやデザートも数種、やや女性向けな感じでした。
メニューは悪くないのですが、正直味はぼちぼち。また、館内着と洋服を着ている人が混在していて館内着で行った私はなんとも落ちつきませんでした。海や富士山、時間によっては夕日を眺めながらの食事が出来るロケーションは素晴らしいのでちょっと残念でした。
温泉に入って、レストランでご飯を食べたら、あとはマッサージ!
2階にエレベーターで着くと、目の前すぐにマッサージ受付カウンターがあって、案内係が挨拶をしてきます。(親切接客かもしれませんが、ちょっと休憩したいなと思った人にとっては厄介?)

休憩室は、マッサージルームの前室のような扱いであまりここでのんびりしにくいような雰囲気でしたが、椅子はかなり高そうな木を使ったものですわり心地が良く、内装もエレガント、こだわってつくられている印象を受けました。なにしろ壁には絵画やタペストリー、窓にはレースのカーテンがかかっている温浴施設なんて、日本にはそうめったにないと思います。 。
ここでは、手もみのマッサージ、リフレが10分1000円ほどで受けられました。値段的には町中のマッサージ屋と変わらないのですが、部屋がロマンチックな造りなので、なんとも優雅な気分になれました。
4階にもスパがあるのですが、そちらは50分12600円、カップルで5万以上するコースが多くちょっと敷居が高かったです。気軽には利用できないですが、個室の雰囲気もよさそうなので、今度1回は試してみたいと思いました。
以上、とってもリゾート感にこだわった優雅な週末を楽しめるエノスパ、温泉施設の新しい試みとして、とても素敵な施設だと思いました。
とにかくロケーションが良い!そして温泉も、加水なしのきれいな色の源泉風呂があって、ジャグジー・サウナの質もよくて満足。それから、施設側としては嬉しくないかもしれませんが、ゆったりとしていて、人が少ないのがまた嬉しかったです。(日曜でも午前中はがらがら、平日は貸切状態になることも)

さくっと短時間で温泉に入りたい場合向きではないですが、近場でリゾート気分を味わいたい時には最適な施設、海や江ノ島、鎌倉観光などのついでに寄るのも良いのではないでしょうか。のんびりプールとマッサージ、ディナーなんて1日すごしたら、あっという間に2万円位使ってしまったりするのですが、それなりに優雅な気分になれるので、たまには行ってみたいと思いました。    <2005.5>

プチ情報 : なんとエノスパに世界初、人工オーロラが登場!
エノスパを経営する飯田産業と大阪市大の大学院研究所が共同で開発したオーロラ発生装置を使って、2006年8月からサービスをはじめたそう。
にしても、このニュースを見てエノスパのHPを見たら、また料金改定があり平日2650円に下がっていました。スパの料金も随分リーズナブルになって、普通の町中のサロンと変わらなくなってきました。これで料金改定2度目、嬉しい半面ちょっと心配になります。 <2006.8>