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新湯温泉 霧島新燃荘 : heavenly-spring.com

新湯温泉 霧島新燃荘

新湯温泉 霧島新燃荘
霧島山の周辺は、素晴らしい硫黄成分を含む温泉があちこちに湧き出ていて、しかも空港からのアクセスがよい、非常に嬉しい温泉地帯です。新燃荘はそんな泉豊かな山間にある国民宿舎で、その素晴らしいお湯で知られています。
スカイライン道路から脇にそれて谷間に降りていくと、鄙びた一軒屋と温泉で白く濁った小川が見えてきます。鄙びた木造の宿舎は湯治の宿といった趣で、お世辞にもきれいとは言えないですが、そんな事はどうでもよくなるほど硫黄の心地よい香が漂ってきました。
温泉が発見されて約130年ほどですが、かつてこの温泉の効果を学会で発表した学者さんもいたそうで、その効能を求めて多くの人が浸かりに来ている人気の温泉です。

★★★☆
★★★★☆
★★★☆
★★
★★★☆
鹿児島県姶良郡牧園町高千穂3968
0995-78-2255
URL :  http://www.minkoku.com/kagoshima/sinmoe.html/
入浴料金 :  500円
行き方 : 車なら、九州自動車道えびのICから30号線→1号を経由して20~30分ほど。
JR霧島神宮駅より霧島温泉行きバス(乗り換えあり)で40分ほど、新湯入口停留所で降りて徒歩10分ほどです。
1. 2.
1: 鄙びた木造の宿の目の前には、白濁した小川が流れています。
2: 皮膚病治療専用の治療浴室。湯は他の浴槽と同じようでした
日帰りで行ったのですが、フロントで入浴料500円を払って、宿舎の向かいにある温泉棟へ。すぐ目の前に、大きな白濁の浴槽(というより温泉棟の横の湯溜まりといった感じ)がありました。ここが混浴の露天風呂なのですが、あまりにオープンというか、通路横にあるので「え、ここ?」とちょっとびっくりしました。


4.

3.5.
3: これが混浴露天風呂、パイプから流れ落ちる湯は結構熱く、
   そこから遠くはぬるいので好きな温度の場所でくつろげます。
4: フロントは湯治場の典型といった、懐かしいどこかで見た感じ。
5: 鹿児島ラーメンの定番、ざぼんラーメン。空港近くにあるので、新燃荘に行く途中にオススメです。
男女別の脱衣所から、横の定員10名ほどの岩風呂へ。もう硫黄の香がむんむんな室内のお湯の温度は42℃ほどとやや熱め。横には、皮膚病治療専用の個室風呂があって、その外に脱衣所に入る前に見えた混浴の露天風呂があります。
せっかく広い露天風呂なのですが、配置が微妙(通路と温泉棟に囲まれていて眺めはよくない+皆から見える)な点がちょっともったいないなと思いました。また、宿泊者専用の小さな露天も別にあるそうです。

泉質は単純硫黄泉で、湧出温度が57℃、PH5.3のかなり強い湯です。効能は皮膚病全般、水虫やアトピー、ニキビなどにも効くそうです。露天風呂は長湯出来る程度に程よくぬるく、とは言えあまり長く入ると湯当りしそうないい湯でした。
湯治の湯なので、全般的に清潔感は低め、シャンプーなどもありません。露天風呂もオープンなので、湯治場慣れしていない女性にはやや抵抗感があるかも、と思いますが、混浴露天用の巻きタオルがおいてあったし、湯に入ってしまえば濃い白濁のおかげで見られることもないので、せっかくのいい湯(しかもアクセスが良い)を初湯治者にもチャレンジしてほしいと思いました。個人的には、今度は泊まりで、思う存分星を眺めながらの露天夜更かしをしたいなーと思っています。  <2006.12>