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誰もが行った事がなくても名前だけは知っている、岐阜で一番有名な温泉地、下呂温泉。徳川家に仕えた儒学者、林羅山の書で草津、有馬、下呂が天下の三名湯と記されていたため、日本三名泉のひとつとも言われています。その歴史は古く、以前は山に湧いていたものが大地震でとまって、現在は町を流れる益田川沿いに温泉が湧出しています。 駅からすぐの川沿いに旅館が連なる温泉街があり、少し奥に散歩すれば、温泉神社や下呂合掌村（世界遺産、飛騨白川郷から移築した合掌造りが10棟ほど並ぶ集落）などがあります。有馬、草津と並べてしまうと、正直見所や特徴が少ない印象の温泉地ですが、田舎的長閑さが残りつつも、それなりに散歩が楽しめる温泉街がある、ほどよい大きさの温泉地です。 そんな温泉地の川のほとりには、下呂のシンボル的な岩の露天風呂がありました。 |
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露天風呂の様子（橋から撮影）。 町の真中にあって川岸や橋から丸見えです。とはいえ道や橋からは距離はあるので、肉眼では人が入っているかが見える位。 常連らしいおじさんがたくさん入っていて、やはり女の人はほとんど入っていないようです。脱衣所などもなく、透明な湯で、基本タオル巻き禁止とあれば、かなりハードルの高い混浴だと思います。 泉質は、無色透明のすべすべ湯、アルカリ性の単純泉で、湧出温度は場所によりますが最高84℃と高めの湯が湧いています。 |
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左は温泉神社からの眺め。 下呂温泉は想像していたよりは閑散とした感じで（有名温泉地なので、もう少し栄えているのかと思っていた）ちょっと温泉街が寂しかったですが、この温泉神社や合掌村なども、なんとも鄙びた雰囲気がよかったです。 また、最近名物になった「トマト丼」は結構美味しかったです。（トマトと牛肉がのっている丼で、おすすめです） |
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誰もが行った事がなくても名前だけは知っている、岐阜で一番有名な温泉地、下呂温泉。徳川家に仕えた儒学者、林羅山の書で草津、有馬、下呂が天下の三名湯と記されていたため、日本三名泉のひとつとも言われています。その歴史は古く、以前は山に湧いていたものが大地震でとまって、現在は町を流れる益田川沿いに温泉が湧出しています。 旅館湯之島館は、30軒近い宿泊施設がある下呂温泉で一番名の知られた旅館で、温泉街から少し奥の山の中腹にあって、天皇御用達のお宿でもあります。ちなみに、湯之島という名前は、下呂という温泉地名は昭和以降に使われ始めたもので、それ以前は「湯之島」と呼ばれていたことからついています。 |
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下呂温泉の中心からえんえんと上り坂を登ってやっとついた宿は立派な杉林の中、とても歴史を感じる建物で期待が高まります。 写真左： 湯之島館の入口外観。周りの杉の木が立派でひやっと涼しい風が気持ちよいです。 写真下段 ： 増改築を続けている建物は、上から眺めるとまるで迷路のよう。館内にはレトロなダンスホールがあったり、喫茶室があったり、うろうろ歩き回るとちょっとした散歩気分で楽しかったです。 入浴は、日帰りも出来、また湯巡り手形を利用することもできますが（1,200円で3軒入浴可能）、手形だと外来入浴の時間は13:00～14:00と限られています。また、昼食つきの入浴ツアー客が多くて、時間ごとに入場を区切っているようです。 |
 | さて、お風呂ですが、大浴場には内湯がひとつ、横に露天風呂がひとつありました。内湯はいたって普通のタイル張りのもので、建物外観と合うような石風呂とか檜風呂だったら良かったのに、やや古い大型ホテルの浴場といった感じです。また、困ったのが、横の眺めが遠目に見ればいいのですが、窓の近くによると駐車場から丸見えなこと。露天も普通の岩風呂で、期待が大きかっただけにちょっとがっかりなお風呂でした（ツアー団体客が多くて混んでいたのもそう感じた原因かもしれません）。やはり、ここでのんびり温泉に浸かりたかったら、宿泊して日帰りがない時間帯を利用するか、4つある家族風呂を利用するのがいいと思います。 |
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お湯はアルカリ性の単純泉、源泉かけ流しだそうですが、大浴場と露天風呂ではいまいち温泉味を感じませんでした（入浴者数が多いこと、消毒しているためかと思います）。が、４階にある足湯ではちゃんと肌がすべすべして、本当の下呂の湯だな、と感じました。 以上、館内探索が楽しい歴史を感じる宿でしたが、教訓としては、ここは泊りで行く場所であるということ。ツアーや湯巡りでなく、のんびり湯治に篭りたい、そんな宿だと思いました。 <2004.7> | |
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誰もが行った事がなくても名前だけは知っている、岐阜で一番有名な温泉地、下呂温泉。徳川家に仕えた儒学者、林羅山の書で草津、有馬、下呂が天下の三名湯と記されていたため、日本三名泉のひとつとも言われています。その歴史は古く、以前は山に湧いていたものが大地震でとまって、現在は町を流れる益田川沿いに温泉が湧出しています。 下呂ロイヤルホテル雅亭は、そんな温泉街の通りの中心、旅館組合前に立つ温泉ホテルです。非常に便利な場所にあって、露天風呂をリニューアルしたと聞いて、手形を持って入りにいってみました。 |
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よくある温泉ホテルといった印象のきれいな館内には、大浴場（左）とその横に露天風呂（右）がひとつありました。 他にも、展望檜風呂や貸切の庭園風露天風呂、岩盤浴など色々お風呂があるのですが、いくつかのお風呂を楽しむにはやはり宿泊しないといけないようになっています。 |
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また大浴場も男女交代で片方には新しい露天檜風呂があってそっちは悪くないようですが、運悪く古い方に当ってしまい、ごく普通のお風呂といった感じでちょっと残念でした。 大浴場は７階にあるので町が見下ろせ明るい浴室なのですが、味気ないタイル張り、露天は家族風呂程度の大きさで、わざわざ日帰りで入りに行くほどではないと感じました。 ここは露天風呂付客室をうりにしており、アンティーク風な離れの客室は、独特な雰囲気で露天風呂もついています。便利な場所にある宿で、でもちょっと雰囲気ある部屋に泊まりたい、そんなときに便利な宿ではないでしょうか。 <2004.7> | ||
