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舞浜温泉 ユーラシア : heavenly-spring.com

舞浜温泉 ユーラシア

舞浜温泉 ユーラシア
ユーラシアは2006年9月に舞浜に出来た大型温泉施設+ホテルです。
同じく舞浜には、同年2月に「湯巡り万華郷」が出来ていますが、こちらの方がややTDRに近く毎日ディズニーランドであがる花火が見えることが売りのひとつになっています。湯巡り万華郷がアミューズメント重視の造りなのに対して、こちらはシンプルな滞在型。東京やディズニーランドに遊びに行きつつ、安く泊まれるホテルとしての利用需要が大きいようで、露天風呂付の部屋は2006年末は予約が数ヶ月待ちの状態でした。
神奈川県戸塚にあるウィンズラジャ(ゴルフ練習場などと一体になった大型温浴施設)を運営している会社の2店舗目だけあって、同敷地の目の前にはパチンコ屋がありました。

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〒279-0032 千葉県浦安市千鳥13-20
047-351-4126
URL :  http://www.my-spa.jp/
入浴料金 :  2000円
アクセス
JR京葉線舞浜駅前より送迎バスで10分(バスは1時間数本出ていますが時間によるのでウェブをチェックした方がよいです)、舞浜運動公園の横にあります。
1. 2.
1: とにかく広々した館内、フロントはロビー中央にどーんと円形にありました。テイストはユーラシア風、
   洋風とアジアン、イスラム風が混じった不思議風。多少上品な田舎風、といった感じでしょうか。
2: TDR、海の方向に向かって湾曲して開けたテラスには足湯があります。

3: お風呂フロアは洞窟風で、脇には石造が並んでいたり、イメージは敦煌とかそんな感じなのでしょうか。
4: ロッカーもシルクロード風のプリントがしてあってあちゃ、やっちゃった!という感じ。
   シンプルな木目でいいのに、これで一気にセンスマイナス50度と個人的には思いました。
   (ただ、こういうテイストの方が幅広い層にうけるのでしょうか?高齢層とか??)
5: 各種ジェットが内蔵された白いタイル張り浴槽。ボタン式の強力ジェットは気持ちよく人気エリアでした。
3. 4. 5.

10階立ての施設は、3階にフロントやショップとヒーリングスペースなど、4階に男女別の浴場とアロママッサージ類、5階がとにかく広い休憩ゾーンと按摩+足裏マッサージ、6階がレストランと食堂、7階以上がホテルになっています。気持ちよい吹抜け空間にある階段とエレベーターで各階を移動して行きますが、どこもとにかく広々、全体的にゆったりした造りになっていました。

お風呂は、内湯が温泉浴槽、ジェットバス、水風呂とサウナ4種(高温サウナ、スチームサウナ、カルダリウムと休憩室)があり、露天エリアには、源泉岩風呂と檜風呂、寝湯とドーム状のハマム風風呂がありました。お風呂自体の造りは特に目新しい物はなく、よくある田舎の健康ランド風。ただ、サウナエリアは充実していて、ひとつひとつの部屋に個性があって良かったです。また、ハマムがある!というので楽しみにして行ったのですが、ハマムは本物とは違う単なるドーム型部屋になってしまっていたのは残念でした。

6. 7.
6: 露天エリアの様子、植物はややアジアンなのですが、浴槽は純和風。
7: 露天脇のドーム状ハマム風呂、ややぬるめの温泉を楽しめるようになっていたのですが、
   せっかく雰囲気よいので、もっとこだわって本格的なハマムならもっとよかったのに・・・と残念。

8: 高温サウナは「ケロ」という貴重な木材を使っているログハウス風。本場北欧の香がします。
9: ホテルの部屋についている露天風呂、テラスからは露天がちょっとのぞけました。
10: 広々休憩エリア、恐ろしい数のリクライニングチェアとごろごろ寝転べる畳ゾーンがあります。

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9.

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温泉は、塩化物ナトリウム泉、東京によくある深海水の温泉です。源泉湯は黄色っぽい灰色に濁っていてかなり塩が強く、内湯などは循環した透明の黄褐色の湯になっていました。小さいながらも源泉掛け流しのお風呂があって、ぬるめの温度でゆっくり入ることが出来ました(ただ、人気エリアで小さいために混んでいます)。他の浴槽は、温泉の質がどうこう、というものではなく、のんびり空を見上げて、夜は花火を見ながら入れる(内湯からも見える)という点がやはりポイントだと思います。

お風呂から出たら、休憩ゾーンで休むのもよし、食堂でご飯を食べるもよし、マッサージや岩盤浴(別料金)もあります。どこもTDR側に大きく窓が開いているので、やっぱり花火を見ることができます。特に休憩ゾーン横のテラスにある足湯はまったりスポットとして人気でした。

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11: ラブラブカップルのデートにも使えるテラスの足湯。
    正直、子供も結構いるし、年配層も多く雰囲気がデート向きかというとそうでもないのですが、
    上階にホテルもあるし使い勝手はよいかと思いました。
12: 広々畳の休憩エリアには、寝るためのマットやブランケットも完備。ここでばっちり寝れます。
13: なぜか1つだけぽつっとあって可愛かったソファ。館内には、不思議なオブジェが点在しています。
ホテルの部屋は満室だったので混んでいることを覚悟してたのですが、オープン1ヵ月後の土曜にもかかわらず、近くに湯巡り万華郷があってお客が分散しているのか、予想外にすいていました。
まだ出来たばかりで認知度が低いのかもしれませんが、東京に近くTDR帰りに仮眠できる施設として、今後着実に集客できるだろうな、と感じました。各エリアは定番型で、特別目立ったサービスというのはなかったのですが、確実に基本をおさえた安心して利用できるユーラシアは、幅広い層に受け入れられる施設だと思います。

ただ、個人的なわがままを言えば、もう少し施設のイメージコンセプトが明確だと面白かったのに、という点とテラスからの眺めが海でない、という点が残念でした。ユーラシア大陸という大きすぎるコンセプトは、それだけでイメージがぶれてしまって、壁にかかっている意味不明な遺跡などのパネル類など、中途半端感が否めなかったです。

以上、安定したサービス内容の施設は、地方の友人がTDRに来てどこかに泊まろうか、という時は勧めたいと思います(ちなみにホテルは1泊17,000~40,000円ほど、10万円のスィートもあります)。個人的にも、もし自分が東京から遠くに引越したとして、東京に泊まりで遊びに来る場合の温泉+宿泊場所の候補(東京近郊の仮眠でなくちゃんとした宿泊可能な温泉施設は、大江戸温泉横浜万葉倶楽部かここか)には入る施設だと思いました。  <2006.11>