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乳頭温泉 鶴の湯 : heavenly-spring.com

乳頭温泉 鶴の湯

乳頭温泉 鶴の湯
鶴の湯温泉は田沢湖の北東、乳頭山の麓にある乳頭温泉郷のうちの一軒です。温泉郷のなかには、7つの湯がありますが、その中でも最も古くからある温泉宿といわれています。
ここは元、秋田藩主の湯治場で、1636年には二代目・佐竹義隆公が湯治に訪れたそうです。茅葺きの大きな黒光りする長屋形式で、各室に囲炉裏があります。この長屋は200年ほど前、藩主の警護の士が詰めていたころを再現してあるそうで、確かに時代劇そのままって感じの雰囲気です。温泉本の表紙になった回数は全国トップではないかと思う、温泉ファンだけでなくみんなの憧れの温泉だと思います。

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仙北郡田沢湖町先達沢国有林50
0187-46-2139
URL :  http://www.tsurunoyu.com
入浴料金 :  500円位
アクセス
行き方は、車なら盛岡I.Cから約1時間30分、ブナの林を抜ける気持ちいいドライブコースです。
電車なら秋田新幹線、田沢湖駅から乳頭温泉行き路線バスで40分、高原温泉下車、送迎で15分です。
1. 2. 3.

1: 鶴の湯の入り口、茅葺の長屋が並んでいて、ちょっとした小さな村のような形になっています。
2: 露天風呂と紅葉。青い空と湯の間に緑があって目に鮮やかです。
3: 宿の横に流れている小川と土手のススキ。あちこち絵になります。
← これが入り口からお風呂までの間の通り道、両側の建物は宿泊部屋になっています。
なんとも昔にタイムスリップしたような気分です。
温泉は4棟の浴室棟があって、源泉そのものが湧き出しているお風呂が9個あります。

黒湯(といっても色は別に黒くなく白いお湯:写真左)や白湯(これまた白い湯)、茶色っぽいお湯(写真右)などなどそれぞれ違った味を楽しめます。
白湯は、弱酸性、含硫黄のナトリウムカルシウム塩化物炭酸水素泉、黒湯は弱アルカリ性のナトリウム塩化物炭酸水素塩泉、中の湯は含重曹・食塩硫化水素泉、滝の湯は含硫黄ナトリウム塩化物炭酸水素泉と泉質も色々。どれも濁り湯なところがたまりません。人気宿だけに、昼間は観光客が沢山、特に土日連休はかなり混雑することもあるようです。

お湯の質ももちろんですが、味のある木の浴槽や浴室もたまりません。灯りは自然光のみで、木造の湯屋の小さな窓からの光が湯気で曇って薄ら明るい中、ぼーっと湯につかる贅沢!
↑これは女性専用の露天、建物の奥で通り道から見えないようになっています。ここはのんびりできておすすめです。よく雑誌などに写真がでている混浴露天は、観光や通行人から丸見えなので、ちょっと、見世物になった気分。なかなか女性には(男性にも)入るに勇気が要ります。宿泊して夜の入浴がきっとベストでしょう。

他にも露天が何個もあるし、宿泊者専用のお風呂も別にあるそう。素晴らしい泉質と浴槽の数です。
やはり、東北一有名・人気の温泉と言われるのも納得の環境・雰囲気・温泉の3拍子揃った素晴らしい宿でした。この雰囲気をずっと残していってほしいとつくづく思います。