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須川温泉 栗駒山荘 : heavenly-spring.com

須川温泉 栗駒山荘

須川温泉 栗駒山荘
栗駒山荘は、栗駒国定公園内にあってとても眺めの良い高原に建つ新しい温泉宿です。ちょうど岩手と秋田、宮城の3県の県境にあり、すぐ横には、日本秘湯の会に入っている須川高原温泉があります(須川尾高原温泉は岩手県、栗駒山荘は秋田県)。須川高原温泉の湯治ムード漂う古懐かしい雰囲気に対して、こちらの栗駒山荘はちょっときどった高原リゾートホテル的な宿で、平成10年に出来たそうです。
中には観光客にも向けたショップやレストランがあって気軽にふらっと入れるオープンさ、宿泊者のための温泉宿というよりは、宿泊の出来る日帰り温泉施設といった雰囲気です。旅館の日帰り利用は、ちょっとお風呂を借ります的感覚がありますが、ここは全くそういうことがなく、始めから外部客を想定した造りになっています。

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〒019-0803 雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林
0183-79-3021
URL :  http://www.akitakurikoma.com/
入浴料金 :  600円
アクセス:  電車の場合、JR一関駅から須川温泉行のバスが1日2往復あり80分ほど(ただし時期や曜日などによっても運行が変わるので、岩手県交通一関営業所(0191-23-4250)に要確認)。またはJR十文字駅・一関駅・栗駒高原駅それぞれからタクシーで80分ほどです。
車の場合、秋田自動車道十文字ICから国道342号で50km、80分ほど。もしくは東北自動車道一関ICか築館ICから国道342・398号で80分ほどかかります。
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1: レストラン「くりこま」からも高原の眺めをばっちり楽しめます。
   メニューも地元産をアピールした面白い物がありました。
   岩魚の親子丼(岩魚の身と卵がのっている)や姿造り、稲庭うどん、シルクポークの溶岩焼など。
   全体的にちょっと値段は高めですが(観光地価格)、ドライブ中のお昼スポットとしてお勧めです。
2: 露天風呂の眺めは最高!季節ごと、時間ごとに刻々と変わる自然の表情を楽しめます。
3: 内湯も壁一面ガラスなので、高原の眺めを楽しめます。
4: 大きなログハウス風なロビー、観光客で混んでいました。
5: お風呂の後は休憩室でごろごろ。ここもお風呂やレストラン同様の眺望が楽しめます(有料)。

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栗駒山荘のお風呂は、男女別の内湯と露天が1つづつで、泉質は強酸性の明礬緑礬泉、酸化・含鉄(Ⅱ)・硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉とありました。お湯は須川高原からの引き湯だそうですが、須川高原が濃い白濁湯なのに比べ、こちらはやや湯の花が浮かぶ程度の透明湯であれ?と思いました。須川高原の湯はかなり強烈で、酸もPH2の強酸、ちょっと目に入るだけで痛くしみる湯でしたが、栗駒山荘は普通のなめらか湯、かなり加水をしているようです。
温泉自体はぼちぼちとはいえ、ここのお風呂の良さはやはりこの素晴らしい眺望です。朝日や夕日に染まる山々や、紅葉が色づく高原など四季折々の眺めを上から見下ろすように眺められる露天風呂は、もうそれだけで満足。冬は営業していないですが、雪見風呂も是非見てみたいものです。また、洗い場もしっかりきれいでシャンプー類もあり、そういった面で一般受けする施設だと思いました。ドライブ中に寄るには最適な温泉です。

以上、全体的にきれいで気軽に使える雰囲気がよい高原の宿でした。栗駒探索の宿として、温泉重視なら須川高原温泉ですが、女性グループやカップルなど、雰囲気や使いやすさ重視なら栗駒山荘をお勧めしたいと思います。日帰りだけでも、この素晴らしい眺望は見て損はないと思いました。 <2006.8>