御所掛温泉は、岩手県との県境にも近い八幡平アスピーテライン沿いにある温泉です。 「馬で来て足駄で帰る御所掛」と言われるほど効能が高く、湯治場として有名な一軒宿です。 昔ながらの湯治用の宿泊棟、1年中地熱で床が温まっているオンドル部屋や、通常の和室のある本館に加え、平成12年4月にリニューアルされた新館もあり、好みに合わせて部屋を選べます。 宿のすぐ後ろには地獄があり、もうもうと湯煙がたち、硫黄の香りがたちこめています。新鮮な湯を楽しめる浴場は、木造の雰囲気あるもので、しかも色々な種類のお風呂を楽しめます。 |
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← 御所掛温泉横野原 建物の横はこんな感じ!まさに温泉がすぐわきだしそうな雰囲気です。 硫黄臭ともうもうとあがる湯気!草も生えずに小地獄になっています。 下左が日帰りお風呂とつながっている湯治棟の建物。後ろにはやっぱり地獄状態の湯気がもうもうとしています。湯治棟には、この温泉による熱を利用して床がオンドル部屋が5つあります。 野菜や生鮮品、生活雑貨までそろう売店があって、湯治滞在する人が自分で食事を作れるようになっています。冬季は休みなく、一冬をここで越す湯治客もいるそうです。 |
お風呂は気持ちのよい木造の広々天井の高い浴室に、源泉風呂と泥風呂、頭部は外へ出して体だけを蒸す箱蒸し風呂などもあり、ちょっとした健康ランドのようです。 | ||
泥風呂、自然の蒸気を利用したサウナ風呂、打たせ湯などなど7種のお風呂がありました。 露天風呂もありますが、浴室横についた形で特に眺めがよいわけではなく、男湯からつながっていました。ここで男女が出会うことができるし、壁の影でこっそり入ることもできます。 温泉は、酸性の硫黄泉、加水はせず95度の源泉を適温に冷ましてかけ流してあります。名物の泥湯は、灰色のなめらかな泥が沈んでいて、美肌になるとのことで、子供から大人までみんな顔にぬったり、浸かったり、いつも小さな浴槽が満員でした。 以上、木造の山小屋のような雰囲気とお湯の質がよく、しかもお風呂が沢山あってと3拍子揃った素晴らしいお風呂でした。宿の部屋自体は、湯治目的なため簡素で雰囲気重視の人にはお勧めできないですが、単純にお風呂と温泉の質を楽しみたい人には是非!健康ランド的な使い方で、ドライブ中に寄るのにも最適だと思います。 |