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Spa Fonteverde（フォンテベルデ≒緑の泉）は、花の都フィレンツェとローマの間、トスカーナの丘に建つ、メディチ家に由来する優雅な温泉リゾートです。 まるで絵のような風景に馴染むホテルは、17世紀にメディチ家フェルナンド1世によって建てられ、現在ではホテルに直結した優雅なテルメ（スパ）と共に、世界的に知られています。（ホテルはThe Leading Hotels of the World、スパはLeading Spasに加盟しています） また、ホテルのあるSan Casciano dei Bagni （サン カスシアーノ デ バグニ）の町は、古代より温泉の町として栄えており、また美しいトスカーナの風景が見られる場所としても知られています。 |
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写真左 ：ホテルのゲート、入口からストーリーがあります。 写真右 ：ホテルの横庭、とってもメディチー（優雅）。トスカーナの風景が180℃視界に広がります。 ホテルは70室ほどの中規模なもの、どの部屋からも素晴らしい眺めが臨めます。スパがある以外は特に何もない長閑な田舎なので、ふらっと散歩したり、ぼーっと風景を眺めたり、そんなトスカーナの休日を過ごす場所です。ふらっと来た日本人の小娘1人に対しても親切丁寧な対応で、優雅な館内のレストランでの食事は毎回美味しく、何より館内や周辺ののどかな雰囲気がよくて、リピートしたい宿になりました。 | ||
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さて、スパですが、ホテルからスパへは地下通路でつながっています。丘の斜面に段々に建っているので、写真のようにどのプールも眺めが最高です。 ホテル宿泊者はもちろんスパプール、フィットネスルームなどが自由に使え、日帰りの利用ももちろん可能です。トリートメントメニューも豊富で、定番ものからオリエンタル（指圧やアーユルヴェーダ、中国式リフレクソロジーなど）、地中海スパ（オリーブを使ったもの）など、とにかく色々なパッケージもありました。 |
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スパ内には、温泉プールは7種類、サウナとフィットネスルーム、トリートメントルームなどが入っています。 温泉プールは、それぞれ屋内、屋外、形や眺めなど全く違った趣向がこらされています。お湯は共通、やや黄褐色、硫黄の香がする滑らかな湯で、カルシウムと塩分を含んでいるそう、湯底には多少の沈殿物が見られました。 |
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左写真 ： 眺めのよい温泉プールにて撮影をしていたので、私も一緒にモデルさんを撮らせてもらいました。背後にはトスカーナの風景が広がります。 右写真 ： スパの中のトルコサウナ、モザイクがとにかく素晴らしかったです。 | ||
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一番大きな露天温泉プール、横に滝のような打たせ湯があって、おじさんたちが一生懸命体をうたせてました。こういう風景は日本も海外も変わらないな、と思いました。 右は室内メインプールの様子。Bioaquamといって、各種ジェットで各部を順番にマッサージしていくことによって、全身リラックスできるようになっている特殊な物だそうです。 |
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泊り客はみんな見るからに優雅な客層で、数日間泊っていて、昼間いくつかスパトリートメントを受けて、プールで日光浴、お腹が空いたらホテルでご飯、そしてまたサウナ・・・なんて感じに優雅な湯治を楽しんでいるようでした。 実力あるお湯と、眺めがよく工夫のある温泉プール・サウナの数々、そして充実のトリートメントメニュー。2007年にはSpaFinderのCrystal Award（ヨーロッパで一番のスパ）に選ばれたのも納得のテルメです。 ホテルは04年当時一泊2万ちょっとだったのですが、08年では最低でも270ユーロとなっていました（ユーロが低い時に行って良かった・・・）。とはいえ、同じレベルの宿に日本で泊まったら4～5万はするので、今でも十分CPのよいホテルだと思います。 |
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以上、本当に文句の付けようのないホテル＆スパは、個人的に近くに行ったらまた泊まりたいと思っています。野天や秘湯の鄙びた雰囲気が好きな方には合わないかもしれませんが、トスカーナでのんびり優雅な休日を過ごしたい方、スパリゾート好きでフィレンツェ周辺を旅される方はもちろん、旅の途中でふらっと異国の優雅スパを日帰り体験したい人などにも、是非お勧めしたいスパ＆ホテルだと思いました。 <2004.3>
おまけ情報： このホテルを経営しているSTBグループは、ここを含め3軒のスパホテルを運営しています。どれも素晴らしいスパホテルで、特に自然の洞窟を使った GrottaGuisti のファンゴ＆温泉スパは有名です。 | |
