カロルステルメは、古代ローマ時代より温泉の町として知られていたアーヘンに1998年にできた新しいテルメです。 アーヘンは温泉以外も見所が沢山あって、特にセンターにある大聖堂は、世界で最初に世界遺産に登録された12遺跡のひとつです。(昔は温泉あるなんて知らないでこの建築をわざわざ見に来たことがありました。その時温泉が出ると知ったのですが、まだ一般向けのテルメができてなかったため、6年ぶりの再訪です) アーヘンという地名の由来は、ラテン語のアクアで、ラテン語での地名、アクア・グラニは鉱泉という意味だそうです。 この温泉保養地には、療養用の病院とこのテルメ、ホテルがいくつかあります。 |
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1: アーヘン駅前、駅舎もこの町の雰囲気にあった独特な石造りの外観です。 2: これが世界遺産アーヘン大聖堂、天井のモザイクが素晴らしいです。 ステンドグラスやモザイク、イスラム的アーチなど個人的にお気に入り教会の3本の指に入ります。 |
まず、アーヘンに着いたら是非見てほしいのはドーモ(町の中心にある教会)です。古典様式とビザンティン様式、ゲルマン様式の3種が交じり合った独特の造りの教会は、アーヘンの大聖堂として世界遺産に登録されています。 教会周辺も昔ながらのレンガ敷きの街並みがきれいで、のんびりするにはいい街だと思います。 そんな町を通りこして住宅街の中、ひっそりとテルメがあります。まだまだ新しくて近代的な大施設です。大きなメインプールを中心に、サウナや露天プールがあります。(にしても、箱根のユネッサンに雰囲気が似ています。)2階3階には有料のラグジュアリーフロアがあり、別料金でマッサージやらトルコ風呂やら、色々ありました。 |
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3: 露天プールの様子。 住宅地を眺めながらの入浴を、みな家族やカップルで、まったりと楽しんでいました。 4: 屋内プール、ジャグジーが人気で、時間ごとにふきだす泡にみな真剣にあたっていました。 5: ロッカールームとパウダーコーナー。とてもシンプルな造り、 もうちょっと女性向けのパウダールームなんかがあってもいいんじゃないかと思いました。 |
温泉露天プールですが、温度はどこも36℃とか34℃位と低め、寒い季節はちょっとつらいと思います。 建物をはさんで両側に露天が2つあるのですが、片方は流れるプールとなっていました。上の写真の露天は、ジャグジーや打たせ湯がついています。 にしても、ドイツらしいのは、全てのジャグジーや打たせ湯が時間制になっていること。ずーっと泡やお湯がでていないで、3分おきくらいに止まるのです。そのタイミングで人に場所を譲れってことなんでしょう、なんとも国民性がでていて面白かったです。 |
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6: 違う角度から見たメインプール。 向こう側は全面ガラス張りなので、2階3階のカフェからみんなのんびり プールを眺めながらお茶していました。 7: ドイツを旅するとき便利な鉄道、日本と並んで鉄道大国では駅も列車もきれいで整備されていました。 路線にもよりますが、写真の一等車は個室で大きな机付、会社の会議室のよう。 また飛行機のように一席ごとにTVモニターがついている列車もありました。 8: ドイツで温泉と言えば、やっぱりバーデンバーデン。 歴史あるフリードリヒ浴場は一見の価値ある温泉です。 |
温泉は、全体的に温度が低く、34~38℃で、日本のような感覚で「ふ~っ」とはなりませんが、ジャグジーの水圧やサウナの熱さと交互で入ればそれなりに温まることができます。泉質は硫黄を含むとありましたが、特に硫黄臭などはせず、プールは塩素が入っているので特に温泉味はない、無色透明の湯でした。 日本的な温泉施設を期待すると違う!と思うかもしれませんが、典型的なドイツの大型スパなので、世界遺産の観光ついでに、ドイツ式の温泉体験と思って利用するとよいと思います。 色々な種類の浴槽やサウナ、カフェなどもあるので、少なくとも半日位を用意して、サウナで温まったら、ジャグジーで少しもまれて、カフェでのんびり水分補給、デッキチェアでお昼寝と読書、なんて優雅な休日をすごすには最適なスパでした。 <2004.3> |