知本温泉は、台東のすぐ南にある日本統治時代より開発されていた歴史ある温泉街です。昔から知られていたこともあって、日本人にも人気があり、研修旅行やツアーの中継地として日本人団体客が訪れたりもしています。まるで日本の温泉地のような雰囲気です。 温泉街は知本渓沿いに広がっており、なんとなく箱根を思わせるような、落ち着いた雰囲の中、大型ホテルやレストランが並んでいます。山の方に奥に入っていくと、吊橋があって知本森林遊楽区の入口に着きます。森林遊楽区には遊歩道も整備されていて、渓谷沿いでバーベキューをしたりすることも出来る週末のレジャースポットとして人気です。 そんな温泉地の比較的手前の方にある、湯的知本大飯店は、和風をうりにした大型温泉旅館で、露天風呂がいくつかあるということで泊まってみました。 |
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写真上左: 知本駅の駅舎、台東からは鉄道で10分ほど、毎日沢山便が出ています。 写真上右: 車窓から。ここらへんの沿線はとっても海を見下ろす眺めがきれいです。 写真左: 温泉街の様子、山と渓流と立ち並ぶ大型温泉旅館。 ところで、お昼を食べようと、レストランを探してこの川沿い道路を歩いていると、あれ?ちょっと何か不思議なものが… |
気付きますか?写真の左下、ごく普通に町並みになじんであるいているある動物が… そうです、ごく町中普通に人と一緒にダチョウが歩いているのです! 気がついた瞬間激うけ!爆笑でした。 どうやらあるレストランの客引きとして放し飼いしているようで、あまりに自然に歩いているので近づいていったら威嚇されて追いかけられつつかれそうになりました。おかしいけど危険です! |
左: 湯の知本大飯店の外観 町中での出会いがあってから、すっかり私の中で知本温泉=ダチョウ温泉となってしまったのですが、とりあえず、今夜の宿は日本統治時代よりある知本温泉の草分け的存在の湯の知本大飯店にしました。 いいホテルが色々あったので悩んだのですが、和風露天風呂で浴衣などもあるということでここに決めました。 | |
中級ですが十分きれい。1泊3200元(≒11200円)とリーズナブルでもあります。(ちなみに私は3200→2500元にまけてもらいました。台湾のホテルは大体交渉ができて平日なら結構下がります) |
部屋はとってもきれい。 部屋にも石張りのきれいなお風呂がついています。 宿泊者はお風呂自由ですが、外来の場合は300元、家族湯は1800元です。 窓から外を見ると、下に露天風呂が。どのホテルも通り沿いのホテルは道沿いに建物、その裏の山との間にお風呂という配置になっているようです。 |
上からみた露天風呂、昼と夜の様子。 浴槽は3つ、41℃、38℃と冷たいプールです。(プールには定番の各種打たせ湯が) | ||
お湯は無色透明、皮膚の漂白と老化防止に効果があるとのこと。浴感は普通に滑らかなお湯でした。泉質は炭酸水素ナトリウム泉で、泉温は最高で約95度もあり、pH8.5、炭酸イオンが約627~1,816ppm、ナトリウムイオン約419~951ppmと多めだそうです。 |
左: 更衣室は雰囲気ある和風テイスト、きれいなのが好印象でした。 | ||
夜の露天はムードたっぷり。ここの温度は台湾には珍しく低めだったので、のんびり長湯が出来てよかったです。偶然台湾在住の日本人のおじさんがいて、ひさびさに日本語で世間話をしたりしていました。 |
朝風呂も緑が気持ちよかったです。 ちなみに朝ごはんは、台湾式バイキングでした。(中華粥など) 以上、特別にすごい点があるわけではないけれど、きれいで普通にお風呂があり、まあ悪くはない合格点なホテルだと思います。 <2005.6> |